メタル＋ロッカー＋ハンマーヘッド

昨日は中山で試乗会。
アメリカンスポーツ主催で、アルペンボードも試乗できる楽しみなイベント。
１０万越えの板にとっかえひっかえ乗れるんだからありがたいことだわ。
先週は国際であって、そっちの方が板もいっぱいあったらしいけど、カモリのイヌだからね。

今回の試乗会は、今シーズンからフリースタイルの方で一気に採用されたロッカーボードを試すのが目的。
去年の試乗会でフリーのロッカーボードに乗ったときは、簡単にタービングが出来ることに驚いたけど、アルペンボードがそれを選択するとは全く考えてなかった。
確かにターンは簡単に出来るけど、キャンバーに取って代わるほどのものとも思えなかったからね。

BCstream
prime80 wr hard
wrてのは、ダブルロッカーてことで、ノーズとテールがロッカーになってる。
アルペンのロッカーボードは、フリーのそれとはちょっと違ってる。フリーの板はウェイクの板みたいに全体が反ってるけど、アルペンはセンターがフラットで、ノーズ・テール付近でそれぞれさらに上がってる感じ。３ステージって言えばイメージしやすいかなぁ。
（HP見たらwrもキャンバーあるような図があるけど、キャンバーは全く感じなかったょ）

ゲレンデは雲の中。殆ど視界の無い状態で最初にコレに乗ったのが間違いだったか。
多少は攻めなきゃレーシングボードの良さなんて解らないのに、おっかなびっくり乗ってたから全くどんな板だか解らなかった。おかげでもう１回乗っちゃったよ。
どっしりした安定感、ターンが破綻する気配が微塵も無い、VTOLみたいな板。
ただ、この長さでロッカーのせいなのか、切り替えしで反発をあまり感じられず重さを感じた。

prime76 nr
nrはノーズロッカー。ノーズの方がロッカーになってて、前足あたりからテールまでは従来どおりにキャンバーが入ってる。キャンバーがあるので、今までと同じように扱うことが出来て、ノーズのロッカーも程よく効いて快適にターンできた。今回試乗した中ではもっとも乗りやすい板。

prime62 wr
今回試乗した中で、一番ピーキーな板。長さがない分、板の全長に占めるロッカーの割合が多く、ロッカーの恩恵を最も体感できた。前を踏めば通常の板ではありえないほど斬れ上がった。
切れ上がりが嫌なら、後ろだけでも十二分にターンは可能。ターン弧の調整を前後の加重でコントロールするあたりがかなり気に入った。
76も調子いいけど、買うなら62だな。欲しい！

tc ltd63 hard
メタルだけど普通のシェイプの板。上の写真の白いやつ。しばらくロッカーに乗ってたから、全然普通であまり特徴を感じられなかった。








OGASAKA
evolution86
BCと比べるとずいぶんとセットバックが入ってる様に感じた。長さの割に普通に乗れたのはロッカーの効果なのかな。

armor68
扱いやすかったけど、それだけかな。レースに出たりするわけじゃないから、乗りこなす楽しみみたいなのも感じたい。そういう意味で選ばない板。

KESLLER
多分156。オリンピック、ワールドカップの常勝ボード。
お値段おそらく１９万円ナリ。
値段どおりの性能を体感できた。
しなやかにたわむけど、軟らかいわけじゃなく非常に安定してた。反発もクイックで小気味いい。
ただ、しっかり乗らなければ働かない板という印象。フリーランには向かないかも。
レースのことだけ考えて作った事がはっきりわかる板。
一回でいいから乗ってみたかった。ラッキーだったよー。